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自動化×職人の技:タケナカの“総合力”
自動化×職人の技:タケナカの“総合力”
「自動化できる作業」と「職人の"確かな目"と"指先の技"が必要な作業」、これらを上手く組み合わせて製造台数や製造品質の向上に反映できるよう最適化を行ってガスメーター製造をしています。
小型ガスメーターの製造ラインは自動化されている工程が多く、量産化の体制を確立しています。都市ガスメーター製造に特化しているからこそ、お客様の数的なご要望に応えられるよう自動化にも力を入れて進めています。
自動化することでメーター個々の誤差が減り品質の向上につながるとともに、完成までにかかる時間を削減しています。これにより効率的に生産ができるため短納期にも応じられます。また、製品別に生産ラインも最適化していますので様々な種類の膜式ガスメーターも対応できます。
気をつけていても人が介在するするとヒューマンエラーがおきやすくなります。そこで中間加工品の機械間の移動などの簡単な作業を自動化することで、ヒューマンエラーを削減させています。事故を未然に防ぐためにも人間が触れる機会を減らしています。
ガスメーターは個々に固有の番号で管理されています。その番号によって製造工程を追跡することができ、製品管理や品質管理に役立てています。
小型ガスメーターの製造ラインは自動化が進んでいます。しかしながら大型ガスメーターは小型ガスメーターと比較すると圧倒的に設置数も少なく、製造工程の中には自動化に向かない作業もあります。そのため大型ガスメーター製造は手作業工程が多くなります。当社の品質を保つ大事な要素として「職人の技」があります。
大型ガスメーターのクランク部分の接続
職人の目で見極めています
もしガスメーターが長期間の稼働中に、たった1ヵ所でもはんだや溶接が外れたり壊れたりなど不具合が出てはいけません。はんだや溶接は見えない部分なので意識されにくいですが、熟練した職人による強度の高い接合を行う必要があります。その技術の証は、接合部分の美しさでもわかります。
その他にも職人の光る技があります。
写真はバルブとの接地面を平らにするため、やすりで仕上げている様子です。大型ガスメーターの分配室は使用量に応じて大きくなり、そこに被せるバルブも大きくなります。ほんの1ミリでも接地面が合わなければ密閉空間になりません。そこで重要なのが「音」と「指先」です。ちょっとしたズレを見極めるのに音を聞き、音の違いで接地面の様子を掴んでいます。調整を行うのは指先です。「ほんのわずかな傾きを感じほんのわずか削る」指先が覚えている繊細な技術です。
中型ガスメーターの作業
大型ガスメーターの作業
みなさまの生活の「安全・安心」を担っていることを実感し、当社では「この価値ある技術」を磨き続けています。また、常に品質向上を目指すことで全国のお客様から高い信頼をいただいています。